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水没車にありがちな電気系統の故障について
水没車の電気系統故障
水没車は電気系統とエンジンに大きな問題が生じるという事は有名な話ですが、
実際に具体的には、どの様な不調が起こりうる可能性があるのか、
という事について具体的に知っておきたいという方は多いでしょう。
ここでは、水没の被害にあった車両が、その後どういった電気系統の故障が
起こりうるのかという事について解説させて頂きます。
電気系統の故障
電気系統と言うとあまり想像が付かない方も多いかと思いますが、
自動車には多くの電気制御されている機器が備わっています。
最も想像が付きやすいのはカーナビゲーションやオーディオプレイヤーといった機器かと思いますが、
これらも水没車で一度浸水してしまっている場合には、突如として動かなくなってしまう
というケースが見受けられます。
しかし、これらというのは走行には問題がありませんので、
水没による電気系統の不良としては軽い被害と言えるのかもしれません。
もっと深刻なのは、走行に支障が出る様なケースです。
自動車には、運転の制御を行う為の機器や電子部品もたくさん搭載されています。
これらのパーツにも浸水している場合、劣化や破損もおきやすくなっていますから、
水没直後には問題無く走行出来ていたとしても、後に動かなくなるという事があるのです。
またこれらは通常の水による水害でもそうですが、海水による被害の場合にはより深刻です。
海水というのは電気を通す性質が強いため、通常の電気系統のショートよりも
激しい損傷を起こす可能性が高いのでより危険だと言えるでしょう。